[保険などのマメ知識31]老後の備えについて⑥
こんにちは、saintseitaroです。
※いつも訪問していただいてありがとうございます!
前回は「確定拠出年金(主に個人型)」についてで、以下の掲載をしました。
- 確定拠出年金とは
- 改正後の加入条件について
- 個人型(iDeCo)と企業型の主な違いについて
- 個人型(iDeCo)と企業型の加入者数について
- 個人型(iDeCo)のメリットについて
- 個人型(iDeCo)のデメリットについて
今回も「確定拠出年金(主に個人型)」の続きとして、「金融機関の選び方について」をテーマとしたいと思います。
その前に、前回の掲載内容をまだご覧いただけていない場合は、まずはこちら「老後の備えについて(確定拠出年金(iDeCo)とは)」から参照をお願いします!
それでは、いきます!
Contents
金融機関の選び方について
個人型(iDeCo)を始めるにあたり、一番重要なのは、どこの金融機関に加入の申し込みをするかだと思います。
主に、銀行、証券会社、保険会社の金融機関で、個人型(iDeCo)の取り扱いを行っています。
選ぶポイントは以下の4つであると考えます。
①運用管理費用が安いかどうか
②商品のラインアップが多いかどうか
③投資信託の金融商品について、信託報酬の低い商品が取り揃っているか
④WEBサイトやコールセンターなどのサービスが充実しているか
以下で1つずつのポイントを整理したいと思います。
①運用管理費用について
個人型(iDeCo)に加入する場合、加入時に支払う加入手数料や、毎月で支払う口座管理手数料などがあります。
以下のサイトは各種手数料が一覧で確認することができ、とても参考になると思います。
手数料でiDeCo(イデコ)金融機関を比較|個人型確定拠出年金ナビ「iDeCo(イデコ)ナビ」
http://www.dcnenkin.jp/search/commission.php
上記のサイトを参考にすると、
加入手数料は、ほとんどの金融機関が、2,777円となっています。
掛金の拠出を行う場合における口座管理手数料は毎月で、安い金融機関は167円、高い金融機関は599円、617円となっています。
よく「口座管理手数料が0円!」という宣伝を見かけますが、その金融機関への支払い分が0円ではあるけど、
国民年金基金連合会向けには、103円、
事務委託先金融機関向けには、64円程度
の支払いが発生するため、どんなに安くても毎月167円は発生します。
また、口座管理手数料の安い金融機関と高い金融機関で1年で約5千円の違いがあると、30年運用した場合は15万円の差になるため、可能な限り安いほうが良いと思います。
②商品のラインアップについて
金融機関ごとに対象とする金融商品が異なっており、商品数が多いほうが運用にバリエーションを持たすことができます。
以下の種類の金融商品があるかを意識して、平均的な商品数で問題なければ30本以上、商品数が多い金融機関を選びたい場合は50本以上を目安に選定されると良いと思います。
元本確保型 | 定期預金 |
保険商品 | |
投資信託 | 国内債券型 |
国内株式型 | |
外国債券型 | |
外国株式型 | |
バランス型 | |
ターゲットイヤー型 | |
国内REIT型 | |
外国REIT型 | |
コモディティファンド |
③信託報酬の低い商品が取り揃っているかについて
まず投資信託とは、少額の掛金で分散投資(さまざまな株式や公社債に投資すること)ができる金融商品で、投資に関する運用は専門家に行ってもらい、保有者はその成果を受け取るという仕組みになっています。
その専門家や運用会社への報酬等で、投資信託を保有している間は「信託報酬」という手数料がかかります。
金融商品ごとに信託報酬の料率が決まっており、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。
間接的に差し引かれるため、信託報酬でどれくらい差し引かれているかがわかりづらく、高い信託報酬の割りに運用成果があまり出ていないなどの判断も付きづらいため、信託報酬の料率が低い商品が、取り揃っている金融機関であるかは、事前の確認が必要と思います。
金額の1例ですが、
毎月2万円を投資信託で30年間積立てた場合を前提とし、
安め信託報酬で年3%で運用できた場合の積立て金額の総額は以下となります。
2万円 × 12か月 × 47.575(※1) = 1,141.8万円…①
上記よりも高めの信託報酬(プラス1%を想定して)にも関わらず、運用成績が3%と変わらず、結果的に年2%での運用となった場合の積立て金額の総額は以下となります。
2万円 × 12か月 × 40.568(※1) = 973.6万円…②
※1:年金終価係数を使用して、毎年24万円を3%又は2%で30年間複利運用した場合の金額を計算しています。
総額での差額は「① - ②」で、なんと168.2万円もの金額になってしまいます。
たった1%の信託報酬の違いでも、30年間と長期的に運用した場合、複利運用の効果でこれだけの金額の差になってしまうため、注意が必要です。
また、投資信託の金融商品は以下の運用方針で大別されています。
- インデックスファンド(パッシブファンド)
- アクティブファンド
インデックスファンドとは、運用目標とされるベンチマーク(相場指標等)に連動した運用成果を目指す運用方針で、アクティブファンドとは、それを上回る運用成果を目指す運用方針になります。
アクティブファンドのほうが運用の難易度が高いため、総じて信託報酬が高いですが、長期的な運用成績で比較してみると、多くのアクティブファンドより、インデックスファンドのほうが成績が良いようです。
つまり、大きな上ブレは期待できないけど、信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶ方が手堅く運用成果を上げられる方針であり、インデックスファンドだと信託報酬が0.2%~0.25%くらいの金融商品が選べると思いますので、これらを主体にして運用を行うのが良いと思います。
④WEBサイトやコールセンターなどのサービスについて
一度加入すると長くお付き合いすることになるため、以下のサービスが充実していると、今後の運用の快適さが変わると思います。
- WEBサイトの運用診断などのサポートツールが充実しているか?
- 商品説明などの情報がわかりやすく掲載されているか?
- いろいろな試算ができるシミュレーションツールが揃っているか?
- 窓口での相談は可能か?
- コールセンターは、平日何時までか、土日も対応しているか?
最後に
自営業の方など国民年金の第1号被保険者の方については、国民年金基金と個人型(iDeCo)に両方加入する場合、掛金の上限は合算で、月額68,000円までとなります。
もし、国民年金基金には加入せず、個人型(iDeCo)に加入する場合は、付加年金も検討していただくと良いと思います。
付加年金がどれくらいお得かについては、以下を参照していただけたらと思います。
・老後の備えについて(国民年金基金・付加年金がよくわかる!)
一旦以上になります。
次回も確定拠出年金についての続きを掲載していけたらと思います。
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【今日の一言中国語】
前回(上次)
私が中国語を勉強する理由について、(关于我学习中文的理由、)
日本で働く中国の方を尊敬しているためです。(因为我尊敬在日本工作的中国人。)
職業によると思いますが、(我觉得根据职业、)
外国で働く日本人は少ないと思います。(觉得在外国工作的日本人很少。)
外国で働くことについて、(关于在外国工作、)
とても大変だと思いますが、そう思う人が少ないと思います。(虽然我觉得很辛苦,但是觉得这样想的人很少。)
日本で仕事をすることを選んでくれてありがとうございます。(谢谢你选择在日本工作。)
日本人としてうれしいです。(作为日本人我很高兴。)
今回(这次)
とても忙しいと思いますが、いつもありがとうございます。(我觉得很太忙,一直以来非常感谢。)
これからもお仕事頑張ってください。(今后也请努力工作。)
お手数をお掛けしますが、これからもよろしくお願いいたします。(给您添麻烦了,今后也请多多关照。)
お身体の健康と、お仕事の順調をお祈りします!(祝你身体健康,工作顺利!)
これで終わります。(到此结束。)
情報処理○術者試験(システム○ーキテクト)の試験日:2017/10/15(日)まで、あと27日!
※あと1か月を切ってしまったので、できる限り試験対策を進めたいと思います。。
FP技能検定2級の合格発表日:2017/10/20(金)まで、あと32日!
※9/10(日)に受験してきました。Twitterにツイートしたままの内容ですが、
午後の試験対策が全然足りませんでした。。。
一旦、午前を一生懸命対策して、午後は勢いで何とかしよう的な考えで臨んで、玉砕的な、、、
もう、、気持ち良く終われていないのが悔しいです。。。
同カテゴリーの次の掲載となる「確定拠出年金(iDeCo)の金融商品の選び方がよくわかる!」についても参照いただければと思います!
では、みなさまのほけんライフがじゅうじつしますように♪
Thank you for reading through.
See you next time!