こんにちは、saintseitaroです。
※いつも訪問していただいてありがとうございます!
2018/4/15(日)の情報処理○術者試験でシステム○査技術者試験を受験し、2018/6/20(水)に合格発表があったのですが、結果は、、落ちました。。。
午後Ⅱの論述試験が残念な結果となってしまい、、、
今回も事前の試験対策が不十分ではあったのですが、何がダメで不合格になったかを整理して、来年に合格できるよう試験結果の振り返りをしたいと思います。
その前に、以下の過去の関連記事をまだご覧いただけていない場合は、こちらから参照していただけると幸いです。
タイトル | 掲載日 |
---|---|
IT○トラテジストにごうかく! | 2016/12/19 |
IT○トラテジストを目指した理由について | 2016/12/23 |
データベース○ペシャリストにごうかく! | 2017/07/01 |
システム○ーキテクトに落ちました。。。 | 2017/12/31 |
それでは、いきます!
システム○査技術者とは
情報処理推進機構(IPA)によると、
『情報システムを監視し、リスクとコントロールを評価することによって、組織体の情報システムの適切な活用を促進し、ITガバナンス向上やコンプライアンス確保に貢献できる監査人や情報システム責任者などを目指す方に最適です。』
と紹介されています。また、対象者像として、
『高度IT人材として確立した専門分野をもち、被監査対象から独立した立場で、情報システムや組込みシステムに関するリスク及びコントロールを総合的に点検、評価し、監査結果をトップマネジメントなどに報告し、改善を勧告する者』
とも紹介されており、システム開発のプロジェクトにおいては、そんなに密な関係性ではありませんが、個人情報保護や、品質管理のスキームが確立されているかなど、企業として複数のプロジェクトを運営していくうえでは、システム監査の必要性は重要なものと考えます。システム○ンジニアの現場でもこの資格を持っていると、「お~」ってなります。
応募者数、受験者数、合格者数、合格率について、2018年春のシステム○査技術者試験は以下のとおりです。
- 全国で、4,253人の応募者数
- 試験会場できちんと受験した人が、2,841人
- 合格者は、408人
- 合格率は、14.4%(受験者に対する合格者の割合)
落ちましたので、受験して不合格となった2,433人の1人になってしまいました。。
以下のとおり主要上位の他の試験と比較すると、合格者数が少ないのも特徴だとは思いますが、応募者数そのものが少ないことが大きな特徴だと思います。
※システム監査に従事している方が少ないためと思いますが、、
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | ||
---|---|---|---|---|---|
2018年春 | プロジェクト○ネージャ | 18,212 | 11,338 | 1,496 | 13.2% |
2017年秋 | IT○トラテジスト | 6,984 | 4,747 | 700 | 14.7% |
システム○ーキテクト | 8,678 | 5,539 | 703 | 12.7% |
試験の概要は以下のとおりで、IT○トラテジストやシステム○ーキテクトとほぼ同じですが、午後Ⅰの問題数が3問で、午後Ⅱの問題数が2問になります。IT○トラテジストやシステム○ーキテクトではどちらも1問ずつ多いのですが、システム○査技術者は、組み込み系の問題を必要としない試験区分のためと思います。
- 午前Ⅰ( 9:30~10:20):多肢選択式(四肢択一)30問
- 午前Ⅱ(10:50~11:30):多肢選択式(四肢択一)25問
- 午後Ⅰ(12:30~14:00):記述式3問中2問解答
- 午後Ⅱ(14:30~16:30):論述式2問中1問解答
試験結果について
試験結果の照会ができるようになっていて、こんな感じです。
今回も他の高度情報処理○術者試験の合格から2年以内の受験で午前Ⅰは免除のため、午後Ⅱからの受験でした。
また午後Ⅱの論述試験で落ちてしまいました。。次回に向けての対策になるよう、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの試験結果を振り返りたいと思います。
午前Ⅱの結果について
午前Ⅱの結果は以下のとおりです。
問番号 | 正解 | 正答 結果 |
問番号 | 正解 | 正答 結果 |
問番号 | 正解 | 正答 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
問1 | イ | ○ | 問11 | エ | × | 問21 | エ | × |
問2 | イ | × | 問12 | ウ | ○ | 問22 | ア | × |
問3 | ア | ○ | 問13 | ウ | ○ | 問23 | エ | × |
問4 | イ | ○ | 問14 | ア | ○ | 問24 | エ | × |
問5 | イ | ○ | 問15 | エ | × | 問25 | エ | ○ |
問6 | イ | ○ | 問16 | エ | × | |||
問7 | エ | ○ | 問17 | エ | ○ | |||
問8 | イ | ○ | 問18 | ア | ○ | |||
問9 | ウ | ○ | 問19 | イ | × | |||
問10 | イ | ○ | 問20 | エ | × |
25問中15問正解で、60点の結果でした。
上記の基準点でわかるとおり、ぎりぎりで午前Ⅱが通過でき危なかったです。。あと1問不正解でしたら、その時点で不合格でした。。。
次回に向けては、参考書での基礎用語の習得と過去問5~6年分の実施を行い、間違えた問題や、自信を持って正解とはならなかった問題(あてずっぽうで正解した問題)については、その問題が理解できるまでの学習を行っていけたらと思います。
午後Ⅰの結果について
記述式3問中2問の選択について、問1と問2を選択しました。
問1は、システムの投資対効果の検証制度を対象とした監査に関する問題で、問2は、データ分析システムの監査に関する問題でした。
試験結果が93点と、とても良い成績で初めての90点台を取ることができました!
施策として良かったと思う順に、実施できた施策を以下に列挙します。
下書きをするのをやめて、直接解答用紙に解答することにした
今までは、字数制限を気にしすぎていて、解答用紙に解答を書く前に、問題用紙の隅で下書きをしていました。
指定の文字制限をオーバーしていた場合、どこの文字を削れば良いかを、下書きの段階で精査しないと、うまく精査できないと思っていたためです。
次以降の施策も功を奏して、下書きによるタイムロスを大幅に軽減することができました。
問題用紙の1行が38文字であることを意識して解答準備
午後Ⅰは、問題文を引用して解答する個所がそれなりにあるため、1行の半分を引用する場合は、約20文字、3分の1を引用する場合は、約12文字と瞬時に文字数のイメージが付くため、有効な施策だったと思います。
今までは、最初に隅で下書きをすることが前提だったため、あまりその必要性を感じなかったのだと思います。
但し、、ただいま問題用紙の1行を数えてみたら、、37文字でした。。
とりあえず、試験本番中は、38文字の認識で対応してうまくいったため、施策としては有効だと思います。。
書きたいことと文字数の関係性をイメージできるようになっておくこと
例えば、20字以内で答えるような問題だった場合、「○○を□□するため」くらいしか書けないことや、30字以内で答えるような問題だった場合、「○○なので□□を△△する」くらいしか書けないことを事前に把握しておくと良かったと思います。
指定字数いっぱいまで記載するように悩むよりは、まず一巡すること
よく情報処理○術者試験の参考書などでも、指定字数の8~9割の文字数になるまで解答欄を埋めるようにアドバイスがありますが、解答と思った内容を解答用紙に書いて、それが短かったとしても、次の問題の解答を行うことにしました。
指定字数の8~9割の文字数になっていなくて、どうすればその文字数までの解答になるかを悩んで、他の問題で解答することができない問題があったら、とてももったいないためです。
時間が余った場合は、よく見直すこと
上記の施策を実施した甲斐があり、午後Ⅰで初めて10~15分くらい時間を余らすことができました。※今までは時間が全然足りなくて、見直しに使える時間は多くても1分くらいだったと思います。
その余った時間を利用して、字数が足りないと解答個所の字数の補記や、問題で求められているとおりの解答になっているかの見直しを行いました。
解答例と比較をしてみると、、
以下のとおりになります。
問 | 設問 | 解答例 | 受験時に解答した内容 | 指定の文字数 | 解答した文字数 | 指定の文字数に対する割合 |
---|---|---|---|---|---|---|
問1 | 設問1 | システムを利用し業務を遂行する主管部署がシステムオーナとなっているかどうか | 投資対効果を検証する責任部署がシステムオーナーになっていること | 40 | 31 | 77.5% |
設問2(i) | ユーザ部門の教育費用 | 現行システムからの移行費用 | 15 | 13 | 86.7% | |
設問2(ii) | ゲートシステムの登録内容を閲覧し,費用項目の網羅性及び入力必須設定を確認した。 | 関係者のレビューが実施できており、責任者が承認していることを確認する | 45 | 34 | 75.6% | |
設問3 | 投資委員会によるゲートでの審査に明確な判断基準があること | 各ゲートでの審査において判定毎に判定基準が決められていること | 30 | 30 | 100% | |
設問4 | プロジェクトの特性に応じて投資対効果を測定する時期が定められていること | 投資による効果が得られるまでの期間が設定されていること | 40 | 27 | 67.5% | |
設問5 | プロジェクトに利害がある者が審査に関わっていないこと | 投資委員会のメンバーであり、担当部署以外を審査していること | 30 | 29 | 96.7% | |
問2 | 設問1 | 本番運用サーバの負荷が増大し,スケジュール管理システムのレスポンスが低下する。 | 月次で収集するため、スケジュール管理システムの応答時間が低下するリスク | 45 | 35 | 77.8% |
設問2 | サンプルデータについては,個人情報に該当するデータ項目はマスキング処理を行う。 | データの受渡しの前に個人情報をマスクする対応を行うこと | 45 | 27 | 60.0% | |
設問3 | サービスレベルが高すぎるために,運用コストが高くなる。 | 停止時間が1時間となっており、業務停止の影響が大きい | 40 | 26 | 65.0% | |
設問4 | 活用検討会の議事録を入手して,データ分析の目的が明確に説明されていることを確認する。 | 活用検討会の議事録で各利用部門がデータ分析システムの利用状況を確認する | 50 | 35 | 70.0% | |
設問5 | “会議開催実績表”を閲覧して,1人当たりの会議時間の減少を確かめる。 | 会議開催実績表で1人当たりの会議時間の低減を確認する | 40 | 26 | 65.0% |
問1の設問2以外はおそらく満点解答となっており、字数いっぱいまで書かなくても、その設問の満点解答が得られている可能性が高いことがわかりました。
問1の設問2については、(i)も、(ii)も解答例とは合っておらず、どのような採点で93点であるかが、謎だと思いました。。
午後Ⅱの結果について
午後Ⅱの論述試験は、問2のリスク評価の結果を利用したシステム監査計画の策定に関する問題を選択しました。
C評価だったため、前回のシステム○ーキテクトのB評価よりも悪い結果になってしまいました。。。
情報処理推進機構(IPA)の出題趣旨は以下となっています。
『組織における情報システムの活用が進む中,システム監査において監査対象とすべき情報システムが増大する一方で,情報システムに関わるリスクはますます多様化している。そこで,システム監査においては,限られた監査資源の下で,効果的かつ効率よくシステム監査を実施するためのリスクアプローチに基づく監査計画の策定が求められる。監査計画の策定に際しては,監査部門以外が実施したリスク評価結果を利用することもあるが,その場合には,監査資源の限界を補うという利点がある反面,無条件で利用することには問題もある。
本問では,システム監査人が,リスク評価の結果を利用して,適切な監査対象の選定や監査目的の設定を行うために必要な知識・能力などを問う。』
記憶を振り返ると、確か以下のような論文を書いたと思います。
- 私は生命保険会社の監査部に所属する監査員
- 各種業務のスピードの促進や、精度向上のため、情報システム化の重要性が高まってきている。
- そのため、情報システムにおける個人情報保護の重要性も高まってきている。
- 監査部門がリスク評価を実施する手順としては、会社の経営層にて経営方針の策定が行われる。
- その経営方針に基づき、監査部で監査基本計画書の策定が行われる。
- その監査基本計画書に基づき、実施するシステム監査ごとに、監査計画書を策定する。
- 監査部門以外が実施するリスク評価として、リスク管理部にて、個人情報保護の遵守点検を毎年行っている。
- その点検には、情報システム内で取扱う個人情報も点検対象となっている。
- 監査部では、その点検結果を有効利用することとしている。
- 利点としては、個人情報保護の観点では、点検結果を利用することで、監査部によるシステム監査が省略できる。
- 問題点としては、個人情報保護の観点以外は、監査部によるシステム監査が必要となるため、個人情報保護の観点以外のシステム監査は監査部が実施する必要がある。
冷静に振り返ると、設問ウに関する対応が出来がとても悪かったと思われます。
設問ウでは以下の問題文になっていました。
『設問ア及び設問イに関連して、監査部門以外が実施したリスク評価の結果を利用して監査対象の選定や監査目的の設定を行う場合,その利点,問題点,及び監査部門として必要な措置について、700字以上1400字以内で具体的に述べよ。』
監査部門以外が実施したリスク評価の結果を利用する場合の利点や問題点の記述が浅かったこと。
問題文でも、『監査部門以外が実施したリスク評価の結果を利用する場合には、事前の措置が必要になる。』の記載があり、この事前の措置についても全く論述していなかったことが、今回不合格になった原因だと思いました。
システム○査技術者試験としての論文の練習がまだ不十分ですが、この教訓はよく肝に銘じて今後の試験対策を実施していけたらと思います。
最後に
今度の2018年秋試験に向けては、「システム○ーキテクト試験」の再挑戦をしたいと思います。前回があと一歩のところまでいっていたので。
また、来年春に向けては、「システム○査技術者試験」を再挑戦したいと思います。
前回と変わっていないので念のためですが、現在の保有資格は以下のとおりです。
ちょっとずつでも増やしていけるように、ガンバっていけたらと思います。
分類 | レベル | 資格名称 |
---|---|---|
情報処理○術者試験 | レベル4 | IT○トラテジスト |
プロジェクト○ネージャ | ||
データベース○ペシャリスト | ||
レベル3 | 応用○報技術者 | |
レベル2 | 基本○報技術者 | |
FP技能検定 | - | 2級FP技能士 |
3級FP技能士 |
※名称が変更になっているものは、今の名称で記載しています。
一旦以上になります。
上記掲載内容は、以下のサイト等を出典とし弊サイトが作成したものになります。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:システム監査技術者試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/au.html
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験:統計情報
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html
【今日の一言中国語】
これからまだ暑い日が続きますので、お身体にはお気を付けください。(因为以后还会持续炎热天气,所以请注意您的身体。)
因为~,所以~:~のため、~
以后:これから
还会持续炎热天气:まだ暑い日が続く
请注意您的身体:お身体にはお気を付けください
※ほんとに暑くて、、この暑さヤバいですよね。。
情報処理○術者試験(システム○ーキテクト)の試験日:2018/10/21(日)まで、あと76日!
※申し込みは行いました。ちょっとずつでも勉強できると良いのですが、、
AFP資格を取得に向けて、「AFP認定研修(技能士課程)」の通信教育を始めました!(これもそろそろ終わらせないと、、)
「AFP認定研修(技能士課程)」について、アーティス株式会社さんのアーティス資格対策eラーニング公開講座である「AFP認定研修(技能士課程)」を申し込んでおり、やり始めています。
早くAFP資格も取得できるようにガンバりたいと思います。
アーティス株式会社さんは、年間14万人以上で利用されているeラーニングサイトで、WEB活用による効率化で『低価格+充実の講座内容』を実現されていると思いますので、おススメです!
<スポンサーリンク>
同カテゴリーの次の掲載となる「またシステム○ーキテクトに落ちました。。。」についても参照いただければと思います!
では、みなさまのほけんライフがじゅうじつしますように♪
Thank you for reading through.
See you next time!