こんにちは、saintseitaroです。
※いつも訪問していただいてありがとうございます!
最近ですと、ブログの最後で12/20(水)の情報処理○術者試験の合格発表をカウントダウンしており、システム○ーキテクトの合否を待っていたのですが、
結果は、、落ちました。。。
「これをやって、2級FP技能検定に合格!!」で掲載したとおり9月に受験した2級FP技能士に合格できたため、それで良しとできることではあるのですが、合格まであと一歩で惜しかったことと、落ちたことも大事な経験のため、今回はシステム○ーキテクトの受験体験記をテーマとしたいと思います。
その前に、以下の過去の関連記事をまだご覧いただけていない場合は、こちらから参照していただけると幸いです。
タイトル | 掲載日 |
---|---|
IT○トラテジストにごうかく! | 2016/12/19 |
IT○トラテジストを目指した理由について | 2016/12/23 |
データベース○ペシャリストにごうかく! | 2017/07/01 |
それでは、いきます!
システム○-キテクト試験とは
情報処理推進機構(IPA)によると、
『システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアを目指す方に最適です。』
と紹介されています。また、対象者像として、
『高度IT人材として確立した専門分野をもち、ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組込みシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者』
とも紹介されており、システム開発のプロジェクトにおいて、かなり重要な役割です。システム○ンジニアの現場でもこの資格を持っていると、「お~」ってなります。
応募者数、受験者数、合格者数、合格率について、2017年秋のシステム○-キテクト試験は以下のとおりです。
- 全国で、8,678人の応募者数
- 試験会場できちんと受験した人が、5,539人
- 合格者は、703人
- 合格率は、12.7%(受験者に対する合格者の割合)
落ちましたので、受験して不合格となった4,836人の1人になってしまいました。。
なお、同じ年のIT○トラテジストの合格者が700人で、合格率が14.7%のため、システム○-キテクト試験の難易度が数年前よりも高くなっているように感じます。(※落ちたからの言い訳ではないです。。。)
試験の概要は以下のとおりで、IT○トラテジストと同じ午後Ⅱが論述式の試験になります。
- 午前Ⅰ( 9:30~10:20):多肢選択式(四肢択一)30問
- 午前Ⅱ(10:50~11:30):多肢選択式(四肢択一)25問
- 午後Ⅰ(12:30~14:00):記述式4問中2問解答
- 午後Ⅱ(14:30~16:30):論述式3問中1問解答
試験結果について
試験結果の照会ができるようになっていて、こんな感じです。
他の高度情報処理○術者試験の合格から2年以内の受験で午前Ⅰは免除のため、午後Ⅱからの受験でした。
過去に受験した高度情報処理○術者試験で不合格となった場合は、いつも午後Ⅰで落ちていたのですが、午後Ⅱの論文で落ちたのは今回が初めてです。
午後Ⅱの論文について、題意のとおりの論文内容を最初に検討することはとても大事ですが、ある程度の論文内容の方向性を見定めて、指定の時間までに書ききることができれば、合格ラインの論文として評価してもらえると思っていたため、ちょっとこの結果は悔しさが込み上げてしまいます。。
午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの試験結果を振り返りたいと思います。
午前Ⅱの結果について
午前Ⅱの結果は以下のとおりです。
問番号 | 正解 | 正答 結果 |
問番号 | 正解 | 正答 結果 |
問番号 | 正解 | 正答 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
問1 | エ | × | 問11 | ウ | ○ | 問21 | ア | × |
問2 | ウ | ○ | 問12 | ア | ○ | 問22 | ア | ○ |
問3 | ア | ○ | 問13 | イ | ○ | 問23 | ウ | ○ |
問4 | ウ | × | 問14 | イ | ○ | 問24 | ア | × |
問5 | イ | ○ | 問15 | ウ | ○ | 問25 | エ | ○ |
問6 | ア | × | 問16 | エ | ○ | |||
問7 | ウ | ○ | 問17 | エ | ○ | |||
問8 | イ | ○ | 問18 | イ | ○ | |||
問9 | ア | ○ | 問19 | ウ | ○ | |||
問10 | ウ | ○ | 問20 | エ | ○ |
25問中20問正解で、80点の結果でした。
今回の勉強方法は、模擬試験1回と、平成28年、平成27年、平成26年、平成25年の順に過去問を解き、正解でも不正解でも1問ごとに問題に関わる用語や計算問題の学習と、用語の問題については正解以外の他の選択肢が何であるかの学習を行いました。
インターネットで過去問の解説を掲載していただいているサイトがいくつかあり、その中からしっくりくる解説を掲載していただいているサイトの解説を読んで勉強をしました。例えば以下のサイトです。
①
情報処理技術者試験の勉強をやり直し -ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士・高度試験の過去問題の解説-
https://itsiken.com/index.html
②
必ず受かる情報処理技術者試験
http://kanauka.com/
※優良なサイトを開設していただいてありがとうございます! ⇒おかげで、午前に関する参考書の購入などを行わなくても午前Ⅱの試験対策ができました!!
ちなみに、過去問一問ずつの単発での勉強になりますが、なるべく体系的に覚える意識で勉強することが大事だと思います。
午後Ⅰの結果について
記述式4問中2問の選択について、問1と問2を選択しました。
問1は、生命保険会社のシステムの構築に関する問題で、マイナンバー制度導入に伴う情報システムの構築を題材として、業務とシステムを正しく理解・把握した上で、利用者から求められている機能を定義し、情報システムを設計する能力を問われる問題でした。
当日の試験終了後に、各設問ごとにどのような解答を記述したかをメモしてあり、情報処理推進機構(IPA)の解答例と照らし合わせると半分くらいはずれた解答で、おそらく50点中20~25点くらいの出来と思います。
以下の反省点があるため、次回に向けては改善していきたいと思います。
- 問題文の読み取り方や理解が不十分だったため、設問に対して適切な解答ができなかったこと
- 記述した解答とは別の解答ができる可能性を考えれていなかったため、誤った解答内容であることの気付きが足りなかったこと
- 問題文にない解答を求められていると思い込んでしまい、問題文から解答を導き出せる設問に対して誤った解答をしてしまったこと
問2は、生産管理システムの改善に関する問題で、生産管理システムの改善を題材として、利用者からの要望を正しく理解・把握し、機能の追加、改善及び生産管理システムと関連する他システムとの連携などについて、システム要件として定義していく能力を問われる問題でした。
こちらについては、情報処理推進機構(IPA)の解答例とほぼ同様の解答ができており、おそらく50点中40~45点くらいの出来と思います。
問2については、以下の反省点があるため、次回に向けては改善していきたいと思います。
- 設問に対して記述した解答が整合とれていない可能性を考えられていなかったこと
問1、問2の合計で66点だったため、問2の出来があと少し悪かったら、午後Ⅰで不合格になるところでした。
事前の試験対策としては、模擬試験1回と過去問6問分を実施したのみで、そもそも試験対策が足りていなかったのですが合格点まで達することができて良かったです。
また、今回の新たな取り込みとしては、問題文を1回の読み込みで内容の理解度を向上させるため、定規の持ち込みはOKであることから、定規を使って下線を引きながら問題の読み込みを行いました。
情報処理○術者試験の問題文の日本語はとてもしっかりしていて、主語と述語がはっきり明記されていると思います。その主語と述語の記載をしっかり読み込むために、定規で該当する部分に下線を引きながら問題文を読むイメージです。
軽く設問の内容を事前に読んでおくことで、問題文を読んでいる最中に解答がわかることも多かったです。
問2は上記の施策でほぼ満点に近い出来となりました。問1については問題文の読み込みが甘かった部分があったため、引き続き対策の検討などをしていけたらと思います。
午後Ⅱの結果について
論述式3問中1問の選択について、問2の柔軟性をもたせた機能の設計についての問題を選択しました。
情報処理推進機構(IPA)の出題趣旨は以下となっています。
『情報システムの開発では,柔軟性をもたせた設計をすることがある。システムアーキテクトは,このような場合,機能の構造やデータの構造などによって柔軟性をもたせるための設計をする。
本問は,情報システムの機能に柔軟性をもたせるための設計と,設計の結果,開発コストの増加を抑えるために実施した機能や項目の絞り込みとその理由を,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,システムアーキテクトに必要な情報システムの設計能力,業務や情報システムの分析能力,経験を評価する。』
記憶を振り返ると、確か以下のような論文を書いたと思います。
- とある本番稼働中のシステムの保守開発・改正対応開発を担当している。
- 1年に1回の頻度で、大きな改正対応が発生する可能性が高い。
- その改正対応の対応内容がある程度のパターン化があることから、ユーザーより開発費用のコストダウンの要望が出ている。
- 対応頻度が高い個所については、機能の追加・削除が容易になるようコンポーネント化を検討する。
- 5つのサブシステムに分かれており、1サブシステムごとに改正対応ごとの開発コストの傾向を把握する。 ⇒ 開発コストが高いサブシステムが候補の対象。
- コンポーネント化の開発コストの見積りを実施する。 ⇒ コンポーネント化の開発コストが大きくないサブシステムが候補の対象。
- 上記により、システムの主要機能である2サブシステムを対象に選定した。
- コンポーネント化を行った場合の今後の改正対応の開発コストを試算する。 ⇒ 1~2年以内でコンポーネント開発費用の回収が可能な見通しのため、選定した2サブシステムが妥当と判断できる。
柔軟性を対象にした業務ルールについて、情報処理推進機構(IPA)の問題文では、
多対1の業務ルールを多対多の業務ルールに変更できるように、商品と倉庫の対応を関係テーブルにしておく、
多様な見積りロジックに対応できるように、複数の見積りロジックをあらかじめ用意しておき、外部パラメタの設定で選択できるようにしておく、
となっており、関係テーブルのデータ変更や外部パラメタで、外部からの変更でシステムの柔軟性をもたせる例が記載されており、今回自分が書いた論文は、そのような形でシステムに柔軟性を持たせる論述になっていなかったため、振り返ると、設問で示された要求事項に逸脱していると評価された可能性が高いと思いました。
次回に向けては、設問で問われている例に従った論述をすることをもっと意識したいと思います。そのためには未知なる設問で問われる要求に応えられるだけの準備が必要になりそうですが、、、
また、事前の試験対策としては、模擬試験1回と、過去問3問分を実施したのみだったため、そもそも試験対策が不十分だったため、それの対策も実施していければと思います。
最後に
来年(2018年)秋に向けては、「システム○ーキテクト」の再挑戦をしようと思います。(あと一歩のところまでいっていたので!)
また、来年春に向けては、「システム○査技術者」を挑戦したいと思います。
現在の保有資格は以下のとおりで、
分類 | レベル | 資格名称 |
---|---|---|
情報処理○術者試験 | レベル4 | IT○トラテジスト |
プロジェクト○ネージャ | ||
データベース○ペシャリスト | ||
レベル3 | 応用○報技術者 | |
レベル2 | 基本○報技術者 | |
FP技能検定 | - | 2級FP技能士 |
3級FP技能士 |
※名称が変更になっているものは、今の名称で記載しています。
1番目に難しいといわれている「IT○トラテジスト」と、3番目に難しいといわれている「プロジェクト○ネージャ」が取れているので、2番目に難しいといわれている「システム○査技術者」を挑戦できたらと思っているしだいです。(また落ちてしまいそうな気がしますが、、、)
ちなみに、「システム○ーキテクト」は4番目に難しいといわれています。
一旦以上になります。
上記掲載内容は、以下のサイト等を出典とし弊サイトが作成したものになります。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:システムアーキテクト試験
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html
【今日の一言中国語】
来年は試験に合格するようにがんばります!(明年努力让考试合格!)
努力:がんばる
让:~ように、
考试:試験
合格:合格
今年も1年ありがとうございました!(今年一年也谢谢了!)
谢谢了:ありがとうございました
情報処理○術者試験(システム○査技術者)の試験日:2018/4/15(日)まで、あと105日!
※ちょっとずつでも対策していけるようにガンバリたい。。
AFP資格を取得に向けて、「AFP認定研修(技能士課程)」の通信教育を始めました!
※実際にはまだやれていませんが、、、
同カテゴリーの次の掲載となる「システム○査技術者に落ちました。。。」についても参照いただければと思います!
では、みなさまのほけんライフがじゅうじつしますように♪
Thank you for reading through.
See you next time!