[保険などのマメ知識04]死亡のリスクについて
こんにちは、saintseitaroです。
※いつも訪問していただいてありがとうございます!
この投稿は「平成29年における死亡の割合と、必要保障額の算出方法がよくわかる!」にて、リニューアルしました。こちらの参照をお願いします。
前回は生命保険の必要性についてを掲載しました。
今回は前回に予告したとおりに、「死亡のリスク」についてをテーマにしたいと思います。
その前に、前回の掲載内容をまだご覧いただけていない場合は、まずはこちら「生命保険はどのような時に必要?」から参照をお願いします!
それでは、いきます!
死亡のリスクについて
死亡のリスクとは、主に奥さんやお子さんのいるお父さんに万一があった場合のリスクになります。※以降は、世帯主、配偶者と記載します。
突然、世帯主に万一のことがあり、残された配偶者、お子さんだけで生きていくことになったら、どうなるでしょうか??
例えば、以下のような支出(出費)があると思います。
・残された配偶者、お子さんの生活費
・持家でなければ、毎月の家賃(持家だったとしても固定資産税やマンションの管理費、修繕費用の積立金など)
・お子さんの教育資金
・世帯主の葬儀費用など
・配偶者の老後への備え
対して、ご家庭によって様々ですが、以下のような収入が見込まれると思います。
・遺族年金
・死亡退職金
・死亡弔慰金(※しぼうちょういきんと読みます)
・預貯金
・有価証券
・売却可能資産
・配偶者の勤労収入
上記のように想定される収入額の総額から支出額の総額を引いた際の不足分の総額を「万一の場合の必要保障額」と言います。
この「万一の場合の必要保障額」を生命保険で補うことが生命保険の担う大きな役割の一つだと思います。
一例ですが、平成27年における働き盛りのお父さんであろう35~39歳男性の死亡率は、0.0829%です。
決して低いパーセンテージではないため、配偶者、お子さんがおられる世帯主の方については、何らかの備えが必要ではないかと自分は考えます。
「万一の場合の必要保障額」の算出方法について
「万一の場合の必要保障額」の算出方法として、「必要保障額積み上げ方式」というものがあります。
ステップ1~5の手順で、収入額の総額と支出額の総額を算出し、最後に「万一の場合の必要保障額」を算出するというものです。
この算出方法は、結構昔からある算出方法で自分は10年以上前から知っていました。
知っている理由は、システム○ンジニアとして、ライフプランニングのシステム開発に携わった際に、この方式をシステムに組み入れた経験があるからです。
では、ステップ1~5の各手順を以下に記載します。
ステップ1:末子独立までの遺族の生活費の計算
※末子とはお子さんが2人以上いる場合の末っ子のことです
現在の生活水準をもとに、遺族が年間どのくらいの生活費を必要とするかを見積もります。末子が独立するまでの期間は、現在の生活費(消費支出)の約70%を目安とします。
現在の年間生活費 × 70% × (末子の独立時年齢 - 末子の現在年齢)
ステップ2:末子独立後の配偶者の生活費の計算
末子の独立後、配偶者が一人で平均余命まで生活する期間は、現在の生活費(消費支出)の約50%を目安とします。
現在の年間生活費 × 50% × 末子独立時の配偶者の平均余命
ステップ3:別途必要資金の計算
お子さんの教育資金や結婚資金(親の援助額)、住居費用、葬儀費用、予備費など生活費以外で別途まとまって必要になる資金を見積もります。
ステップ4:収入見込
遺族年金、死亡退職金や預貯金などの収入を見積もります。
ステップ5:必要保障額の算定
ステップ1からステップ4までの各数値から必要保障額を算定します。
必要保障額(死亡保障の不足額<目安>)
= 末子独立までの遺族の生活費 + 末子独立後の配偶者の生活費 + 別途必要資金 - 収入見込
一旦以上になります。
次回はこの「必要保障額積み上げ方式」で「万一の場合の必要保障額」の算出をしてみるとどうなるかと、自分としてこの方式に関して良くないと思うことを掲載できたらと思います。
※上記、35~39歳男性の死亡率は以下を参考にしました。
平成 27 年 人口動態統計月報年計(概数)の概況 – 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai15/dl/gaikyou27.pdf
「FP技能検定 3級」の試験日:2017/1/22(日)まで、あと71日!
※今日もなにも受験や勉強に関して触れていませんが、、、
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では、みなさまのほけんライフがじゅうじつしますように♪
Thank you for reading through.
See you next time!